| こんばんは、ツボ探検隊の松岡です。返信が大変に遅れて失礼いたしました。
 さて「いびきのツボ」ですが、ホームページ上でも紹介しています。
 http://www.tubotankentai.com/ibiki.html
 
 しかしこれは鍼でないと肝腎のいびきを止める効果を発揮する部位(胸膜)に効率よく刺激が到達しないのです。
 元来、「つぼ」とは「鍼を刺す」(稀にはお灸をすえる)ために発見されたものですから、どうしても「ツボ押し」では効果が限られる場合が多いのです。
 
 とすれば、効果は限られますが、ご家庭で試される場合は「点」である「ツボ」ではなく、より広い「面」で対応するのが良いでしょう。
 この場合は行ったその日から「いびきが止まる」という様な即効は望めないかも知れませんが、継続されると「いびき」音は徐々に軽減されるはずです。
 
 場所はサイトでご紹介している背中です。
 背中の固く凝っている部分の隣りにある、凝っていないエリアを狙うのがコツです。
 
 一般に按摩や指圧の治療院に行くと硬く凝っている所を捜して、そこを押したり、揉んだりされるでしょう?
 しかし、これはダメです。
 効果が一時的で有るばかりか、むしろ、それを繰り返すほど余計に筋肉が硬くなりやすい状況を生み出します。
 もっともその方が、結果的に揉みほぐす仕事をしている人には商売繁盛で都合が良い訳ですが、おそらく、それを承知で確信犯的にやっているのでは無いはずなので事は深刻です。
 
 筋肉が凝って硬くなるのは凝っている個所に問題があるのではなく、むしろ、当該部分に疲労物質を溜めたり、血流を妨げる様な問題を起こす、コリ周辺の身体環境に有るのです。
 この問題の「周辺環境」を示すものが、実は「ツボ」なのです。
 「ツボ」とは昔から「孔」とか「穴」と書き、皮膚上の「凹み」を意味します。
 ここが凝っている部分の「周辺にある問題カ所」です。
 ですから「ツボ」自体は決して「硬く凝っている部分」ではないのです。
 
 理屈はこれくらいにして、では実際の方法です。
 いびきをかく人の問題カ所は背中の上方、の後ろ辺りで、背骨の両側で肺、気管支の後ろの凹み部分を探します。
 (胸椎2~4番目の両側を目標とします)
 此処から腰にかけて丁寧に押して行き、最後にはお尻の両側の大きな「えくぼ」もじっくり押します。
 そして、そのまま足の裏側一体を足首まで押すと完了です。
 画像を添付しています。
 
 背骨の両側の凹みラインを上から下にかけて丁寧に凹みに指を入れ込む形で、ゆっくりと時間を掛けて押していきます。
 背中の筋肉は体中で最も大きな筋肉ですから、この部分の血流が良くなると基礎代謝がアップしますのでカロリーは適切に消費されるはずです。
 もちろん、血流が上がるので手足末端部分の「冷え」にも有効です。
 
 また、時間と体力に余裕が有れば、首筋、肩関節(脇の下)や股関節(太股の付け根)など大きな関節の周囲の凹みも軽く押せば、血液、リンパ液、体液循環も良くなるので、むくみが取れてすっきりしますよ。
 
 
        
          
            |  | 赤のラインを上から下に、背骨に向けて指を入れ込む感じでゆっくりと押します。 胸の後ろは念入りに数回上下を往復して下さい。
 このタイプの方は上半身よりも下半身の血流が悪く、心臓に負担がかかるのです。
 
 この体質を改善するためには足は赤いラインに限らず、ラインの周辺も念入りに押して下さい。
 足の血流回復も体質改善への重要なポイントです。
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