☆既に20年以上前から開催されていながら詳細を記した日本側の情報(HP)が全く無いので載せてみました。
第18回 韓日高麗手指鍼学術大会    
日程 2006年4月28日 ~4月29日  韓国ソウル: ロッテホテル   光云大学 大講堂
| 特別講演 発表者 | 論文 題目 | 
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| 柳泰佑会長 | 日大歯学部教授:谷津三雄 博士 による 高麗手指鍼の 科学的 実験について | 
| 樋田和彦 博士 | 高麗手指鍼とOリングテスト 20年の足跡 | 
| 朴圭鉉 博士 :釜山医科大学教授 | 高麗手指鍼療法の大脳血流に及ぼす変化 サーモグラフィーを使った実験報告 | 
| 姜有松 博士 (在 ウイーン) | 甲状腺 手術後患者の 声帯麻痺に対する高麗手指鍼療法の效果 | 
| 一般発表 発表者 論文 題目 | |
| 小松隆央 鍼灸柔道整復師 | 骨癒合 促進において 高麗手指鍼療法の 優位性に対して | 
| 安坂静登 鍼灸師 | 瑞岩鋒による各症施術事例 | 
| 全玉卿 | 胃癌手術 後遺症に対する黄土瑞岩灸の效果 | 
| 金殷子 | 発癌に対する泰佑式 運気体質 相関性研究 黄土瑞岩灸 刺戟期間別 治癒状況 観察 | 
| 羅順玉 | 卵巣癌と手足冷症の相関性と高麗手指鍼による効果 | 
| 魚庚淑 | 大膓癌 手術前後の 高麗手指鍼效果 | 
| 姜美順 | 乳癌 手術 前後の 瑞岩灸の 效果 | 
| 尹煕月 | 瑞岩灸療法が 胃癌手術と 抗癌治療に及ぶ 效果 | 
| 金愛珠 | 高麗手指鍼療法の糖尿病合併症に対する効果 | 
| 金英玉 | 糖尿病に対する高麗手指療法器具別 效果の考察 | 
| 千宇貞 | 高麗手指鍼療法が 糖化血色素に及ぼす影響 | 
| 曹淑賢 | 乳癌 Ⅲ期患者の術後抗癌治療に高い効果を持つ黄土瑞岩灸 | 
| 韓連順 | サイバー手指針による臨床事例 | 
| 金太英 | 黄土瑞岩灸と手指鍼が甲状腺疾患に与える効果 | 
| 白基子 | 手指による肥満者の体重調節に対する新研究 | 
| 張銀淑 | 腹部肥満に対する手指鍼による効果の研究 | 
| 李秀愛 | 高麗手指鍼療法を利用した肥満疾患解消效果 | 
| 文貞姫 | 手指鍼による肥満管理プログラム | 
| 金彩年 | 肥満の 效果的である 高麗手指競療法 | 
| 下栄禧 | lI 型糖尿病患者の 長・短期間治療效果の比較解究 | 
| 申仁淑 | 手指鍼刺戟と足指圧版運動による高血糖の変化 | 
| 尹瑛変 | 高麗手指鍼療法の白血病に対する効果 | 
| 金順和 | 高麗手指鍼療法の先天性心臓疾患に対する效果 | 
| 4月28日 ロッテホテルにて前夜祭と記念講演会 | ロッテホテル内会場 記念講演、手指鍼で難病(腎萎縮症)を克服した歌手のライブ | |
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| 4月29日 光云大学 大講堂 参加者2300人で会場前は非常に混雑 | 手指鍼は韓国では非常に裾野の広い治療法なので 会場は日本の鍼灸学会とは違う賑やかさ! | |
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| 柳泰祐 会長 (手指鍼療法 開発者) | 光云大学 大講堂 両サイドにモニターがある | |
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| 会長による手指と身体の対応を示す実験 | 手指鍼刺激による分刻みの体温変化を示すサーモグラフィー | |
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| 朴釜山医科大学教授による手指相応部位刺激と対応する 身体の血流変化を証明する実験 相応部についての説明 ←クリック | 右手掌(腹の相応部位)にドライアイスを乗せ、サーモグラフィーで見ると右腹部だけ温度が下がる(右腹が緑色に変化) | |
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| 手指の頭に相応する中指先端を刺激すると脳内血流増加を示すグラフ | 手指鍼療法による大脳変化の研究を掲載したヨーロッパの雑誌(・・だそうです) | |
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| ☆韓国高麗手指鍼学会は多くのボランティアにより支えられている組織で、柳会長をはじめ善意にあふれた方々との交流は手指鍼を離れても感動的でありました。 高麗手指療法は同じ鍼灸治療でも中国伝来の従来の鍼灸(体鍼)とは適応が違うところに大きな存在意義があると思われます。 たとえば体鍼では顕著な効果を示す筋膜性腰痛には効き難いのに対して、昨今急増している頚椎、腰椎椎間板ヘルニアには体鍼以上の即効がある。 一般的に体鍼が得意とする機能障害よりも器質的疾患の組織修復に高い効果を現すのが特徴です。 学術大会で症例発表された柔道整復師の小松隆央先生によると骨折した骨が付く(癒合)期間は成人平均1ケ月であるのに対して骨折部位に相応する手指(腕骨折=薬指 足骨折=小指など)に鍼をすると半分の2週間で骨が付くのだそうです。 数百例の骨折患者全員に例外なく癒合促進効果が認められたとのことです。 特に80歳以上の老人の骨折でも通常の半分の日数で骨がくっ付くので、老人の骨折後の寝たきり予防に大変に良いばかりか、アスリートの骨折にもギブスが半分の日数で外せて、現場復帰を早めるので骨折治療法としてだけに注目しても価値が非常に高いと申されていました。 同様に上欄↑の脳内血流の急速な増加効果も鍼灸の新しい可能性を示す良い例だと思います。(何しろ脳の血流量の調節が指先鍼刺激で可能だということになりますから、なんとローリスクな技術!) | ||
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