| ツボ探検隊の松岡です。高麗式手のツボは正しいツボを刺激された人は悲鳴を上げて涙を流します。残念ながら、脊髄小脳変性症が鍼で治ったという確たる症例は今のところ、無いようです。
 今までに同症で何人かの患者さんが来られましたが、鍼治療を開始した当初はふらつきが少し減っても、徐々に進行が再び始まりました。
 結局は進行スピードが少しは遅れる程度の効果でしかなかったので、鍼治療に通うことは、多少の気休めになっても、コストを考えますと、お薦めできるものではありません。(通院の途中で転倒して怪我をされた方もいました)
 
 
 但し、今から説明いたします、高麗手指鍼療法はご自分で出来ますので、試す価値はあると思います。
 
 韓国の手指鍼学会本部の副会長は釜山医科大学の脳神経科朴圭鉉 教授です。
 昨年の5月にソウルで彼の講演を聴きましたが、手指の脳に当たるツボの刺激により、
 脳内の血流量が激増するのを様々な画像で証明していました。
 私どものサイトの以下のページの下段で説明しています。
 http://www.shinkyu.com/suji18.html
 
 失礼な表現ですが、東西どの医学でも今のところは治療法の無い病気ですから、ダメ元で試されるべきかと思います。
 
 ツボは基本的には両手の中指です。
 爪楊枝の尖っていない方で両手の中指の先を押して、痛む点を探します。
 頭のツボについては画像を添付します。
 頭に病気が有ればそこが「必ず」痛みます。(圧痛点が出る)
 その点が身体に鍼を打つ一般的な中国式のツボと最高に違うところで、私がこの療法を信用している最大のポイントです。
 
 従来の中国式のツボ療法では身体の全身のツボを利用しますが、原因不明の難病ではなかなか圧痛点が出ないのです。
 例えば「初期」のガンですと、その臓器に当たるツボを押しても普通は痛みは出ませんが、手指のツボではその臓器に相当する指の点を押すと既に激しい痛みが出ているのです。
 
 小脳変症も実際に頭を少々押したところで、激しい痛みなどは無いのですが、高麗式の手のツボだと中指の頭(脳)に該当する部分を押すと病気の存在を示す激しい痛みがはっきり出る様です。
 
 手指ツボ療法は、激しい痛みが出るところをそのまま押したり灸をしたりして刺激すれば良いので、実際の患部に触れませんから、リスクも少なく素人にも出来ます。
 
 但し、この疾患も元を辿れば全身の何らかのアンバランスが、小脳に及んで発症した病気のはずですから、本来は全身チェックが必要です。
 手の中指尖端以外の手の掌(手のひら)全体の痛む所も探して下さい。
 
 ☆高麗式手指ツボの探し方☆
 最初は、該当部を爪楊枝の反対側の丸い部分で軽くこするように転がします。
 そうしていると、徐々に爪楊枝の接触に過敏な皮膚部分が立ち上がってきます。
 その立ち上がってきた過敏な部分の中で、ひときわ痛む所を更に絞って探し出します。
 「尖った刃物で刺された様に痛むポイント」が治療をするツボです。
 「刃物」で刺されたように痛む所でないと、効きません。
 「棒で突かれた」様な有り触れた痛みの所は違います。
 
 過敏な所を軽くこすっていると、その内に今度は非常にその部分が痛みを発してくるので、分かります。
 
 この非常に痛むところを片っ端から、一カ所1分程度押していくか、薬局でせんねん灸を買って、灸をして下さい。
 灸は火傷しないように、熱感が非常に上がるときは一旦は皮膚からお灸を持ち上げて離して下さい。
 
 ただし、せんねん灸は意外と高いので、同様のお灸ならば、とにかく安いのを買って下さい。
 毎日ですから、けっこう大量に必要だからです。
 
 爪楊枝の尖っていない丸い方で押す方法は病気が病気ですから、日がな一日中押し続けている感じくらいには、しつこく刺激して下さい。
 
 余りの痛みに「つーっ」と自然に目尻から涙が流れてくるのです。
 私が手のツボの刺激を終えると、
 患者さんは、今しがた押されていた手のツボをじっと見て、「えっ?血が出ていない?」と驚かれます。
 刃物で切られた痛さとそっくりの激痛なので、てっきり、出血したに違いないと思って、治療後の手指のツボをまじまじと見るのです。
 
 
 
 
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